元素ブーム 2013 12 29

書名 学研の図鑑 美しい元素
編者 学研教育出版

 「世の中、元素ブームである」と、
2013年6月9日に、このサイトで書きましたが、
再び、「元素の本」を取り上げましょう。
 実際に、大型書店に行けば、
「元素の本」がまとめておいてあって、
元素コーナーになっている書店があります。
 さて、なぜ、この本を取り上げたかというと、
美しいフルカラーの本にもかかわらず、
値段が552円(税別)と安いことです。
 やはり、青少年に広めるには、
価格が重要なポイントです。
 昔は、元素の本というと、
値段が高いのが、当たり前でした。
「元素を知る事典」(村上雅人編)は、3,000円、
「元素の事典」(馬淵久夫編)は、7,800円、
「元素の百科事典」(John Emsley著)は、15,000円という状態でした。
 これでは、青少年には、高すぎます。
この値段では、あまりにも高すぎて、
親の財布を気にして、親にも「買って」と言いにくい値段です。
 そこへ登場したのが、
「図解雑学 元素」(富永裕久著)が、1,500円でした。
 この本は、当時(2006年)、
「元素に関する本で、こんなに安い本がある」という驚きで紹介したのです。
 ところが、今回、紹介する本は、552円です。
しかも、美しい写真の連続です。
その上、解説も、しっかりしていて、
青少年の興味を持続させることができるでしょう。
 問題は、この値段では、儲からないことでしょう。
これでは、出版社としては、赤字かもしれません。
 この本を文部科学省が買い上げて、
全国の中学校や高校に配布してはどうでしょうか。
 日本のノーベル賞受賞者は、化学の分野が多いと思います。
日本人は、こういう分野が得意でしょう。
得意な分野をさらに強くするという発想も必要です。
(注)
 経済学者たちは、「これぞ、デフレの象徴である」と怒るかもしれませんが、
デフレ対策よりも、科学教育の方が、はるかに重要です。
これは、日本の未来にかかわることです。























































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